1年経って思うこと:曰く付き物件(事故物件)
月曜日, 6月 22nd, 2009あれからもう1年経つのか…と思うと、早いような気もするし、まだ1年前のことなのか…という気もします
あのあと、今の家を買って、引越して、住みはじめて…といろいろあったので、そっちのほうも印象深いです
でも、曰く付き物件のことは、今もときどき頭の中をよぎるし、きっと一生忘れないセンセーショナルなできごとなのだと思います
今振り返って、こうやって具体的に自分がどう感じていたか、何があったかを思い出すと、やっぱり「ムキー」という気持ちは湧いてきます
あのときとことんやっていたらどうなっていたのかなあと考えたりもします
調べればすぐにわかることだし、ア○ディホームもア○デムホームも行政処分を受けて…ということになったのだと思います
そうなってほしかったという気持ちは今もあるけれど、今となっては何もできません
だんなさんが強気に出なかったことに私は不満を覚えたけど、今考えれば、何事もトラブルは避けるに越したことはないのだとも感じます
大きな損害がないのなら、ごたごたを起こさずに、早いところ関係を絶ったほうが賢いのだと思います
そういう行動に出ただんなさんを、私は今は少し(少しだけど)尊敬しています
あんなふうに冷静な気持ちには、私はなれないと思う…自分にできないことをやってのけただんなさんはやっぱりちょっとすごいのかも…と思ったりします
義父のことも、そりゃーとんちんかんなことを言ったりもしたけど、だんなさんと同様の考え方なんだと思います
ある意味、本当に私たちのことを考えてくれていたのかもしれません
自分たちがこういう目に遭って、「どうしてこんなことに?」という思いはあったけど、その後よりよい家を見つけられたし、こんなにも話題性のあるブログ記事を書けたし(笑)、何らかの意味があったのかもしれないとも思います
私たちに降りかかった災難をまるで自分のことのように「許せない!」と言ってくれる友だちがいる一方で、こういう目に遭ったのは私たちが抜けているからだ と言いたいかのように説教じみたことを言ってくる人もいたし、そうじゃないにしてもあまり同情してくれない人もいたし、ちょっとだけ人の中身をのぞくこと ができたような気もします
私は迷信をまったく信じてないので、こんな経験をしたのは何か憑いてるからだとか、お祓いをしてもらわなくちゃいけないとか、そんなことはまったく感じてません
今の家だって、日柄なんて全然選んでないし、お祓いなんてまったくしてないし、それでも別に何の問題もなく暮らしてます
迷信ってその文字の通り、「迷ってるときに信じたくなっちゃうもの」なんじゃないかと…私は思ったりします
何か悪いことがあったときに、何らかの理由付けを人間はしたくなってしまうんでしょうね
だから、自分に不幸が降り掛かったときに、何がいけなかったのかを探してそれを取り除きたくなるのでしょう
でもそれは気の持ちようなのかもしれません
いけないのは日頃の行ないや日の善し悪しなのではなく、業者なだけですから(笑)