Archive for the ‘読み聞かせ’ Category

絵本「ペカンの木のぼったよ」青木道代著

水曜日, 6月 10th, 2015

先月1年生のクラスで読んだ絵本「ペカンの木のぼったよ」です

体を動かしたり話をすることが難しいりんちゃんが、みんなと同じように木登りがしたくなり、まわりのおともだちや先生が協力しあってりんちゃんに木登りをさせてあげるというお話です

このお話、読み聞かせをしてもよいのか、ちょっと悩みました
今年度車いすを使う子が入学して、その子への意識や気持ちを少しでも子どもたちに持ってもらったら…という思いだったのだけど、実際には難しいのかなと思う内容の本だったのよね
木登りが難しいりんちゃんを先生がおんぶして木に登るというものなのだけど、先生がおんぶして木登りって実際のところけっこう危険な気がしました
現実的には難しくて、でもこの本の伝えたいところはそこじゃないのもわかるし、それが子どもたちに伝わるかが心配で…

でも実際に読んでみて、聞いている子どもたちの表情から「伝わったなあ」という気がしてうれしかったです
りんちゃんと先生を応援するために子どもたちが「りんちゃん、がんばれ、せんせい、おとすなよ」と大きな声で呼びかけるシーンでは、何人かの子がニコニコしながら見てくれて、読み終わった後もこのフレーズを口にしていました
みんなで何かひとつのことを成し遂げる・応援する・願うという気持ちを感じて、読んでいるときからちょっと涙腺が緩みそうで焦ってしまったわ

お話の舞台は保育園なのだけど、小学校低学年の子たちにもぴったりな本だと思いました

絵本「わたしの足は車いす」フランツ・ヨーゼフ ファイニク著

木曜日, 6月 4th, 2015

4・5年生のクラスで読んだ「わたしの足は車いす」という絵本です

足がマヒして歩くことのできないアンナがお母さんにお使いを頼まれて車いすで街へ出かけるというお話です
車いすに乗っているアンナの正直な気持ちがわかりやすく書かれているお話です

実は今年度小学校に車いすに乗っている子が入学してきて、学校としてはとにかく安全第一ということが頭があって、「車いすにはさわってはいけない」という通達が全校生徒に出されたり、クラスによっては「その子にもさわってはいけない」という通達もあったり、私としては「さわらない」という表現がとてもひっかかっていました
危ないからさわらないという解決方法はたしかに簡潔と言えるのでしょうけれど、お友だちからさわってもらえないというのはあまりにも淋しくないだろうかと思い、またその親御さんも安全のためとは言えどんな気持ちでこの言葉を受け止めているのか…と考え、そしてさわってはいけないと言われた子どもたちの戸惑う気持ちを心配していました
「さわらない」のではなく、たとえば「見守ってほしい」とか、そういう表現にできないのか…、何か困っていたときに助けてあげることもできないのか…と悶々と考えていました
車いすにさわらないというのは、操作がわからないのにさわって壊してしまってはいけないからなのでしょうけど、だったらこれを機に車いすの使い方などを子どもたちに学ばせてもいいんじゃないかなとか、どういうふうに接していったらよいかをそれぞれのクラスで考える時間をつくるとか、そんなことを考えていたのですが、実際にはなかなか難しいみたい

それで、微力ながらも絵本を通して何か伝えられることはないかな、考えるきっかけになることはないかなと思い、車いすや障がいに関する絵本を探して読み聞かせの時間に読んでみました

5月に5年生のクラス、6月に4・5年生のクラスと3クラスで読み聞かせをしたのですが、どのクラスでもみんな本当に真剣に聞いてくれているのがわかりました
アンナがどういう気持ちでいるのか、どうしてほしいのか、ということが少しでも伝わったらいいなと思っていたので、子どもたちが真剣に聞いてくれたのは本当にうれしかったです

私自身、障がいのある人たちに対し、具体的にどう接していったらいいのかはわからないことだらけ
困っているのなら助けてあげたいけど、だからと言って何でもかんでも手を出すのもどうなんだろう…と思っています
このお話を通してわかったのは、障がいがあるなしに関わらず、誰か困っている人がいたらまず声をかけることが大切だってことですかね
「どうしたの?」「大丈夫?」と声をかけ、ひとりでもできることだったら手を出さずに見守り、助けがいるようなら手を貸してあげる…それが大切だなと思いました
それから、車いすのことや障がいのことについて聞いたり話したりすることはいけないことではなく、その人のことを知りたい・理解したいという気持ちがあるのなら、全然失礼になることではないということ
障がいのない人やそういう人に携わったことのない人が障がいについて知らないのは当たり前のこと
知らないこと自体がいけないのではないと思うのよね

わかるのと、実際にできるのもまた違うので、そういう場面に遭遇したときに自分がどう接してあげられるかはわからないのだけれど、相手を知ろう・理解しようという気持ちさえ忘れなければその人に嫌な思いをさせることはないんじゃないかな、と思いました

絵本「あおい玉 あかい玉 しろい玉」稲田和子作(小4)

土曜日, 3月 28th, 2015

小4のクラスで読み聞かせをした「あおい玉 あかい玉 しろい玉」です

昔話の再話で、「さんまいのおふだ」によく似ているお話なのですが、やまんばが怖いやら気持ち悪いやら、なかなかスリルのあるお話です
山で道に迷った小僧さんが一晩泊めてもらおうとやまんばの家にやってくるのですが、やまんばの髪の毛からはムカデやミミズが出てきて、それをやまんばはいろりであぶって食べてしまったり、小僧を抱いて寝ながら頭をペナーンペナーンと舐めたり、尻をざらんざらんと撫でたり、「うひょ〜」と叫びたくなります

 

この窮地を救ってくれるのが便所の神様なんだけど、見た感じちょっと頼りなさそうな神様なのも笑えます

高学年になってくると絵本の選択が本当に難しく感じられるのですが、ちょっと怖い本やちょっと下品な本なんかを選ぶといいかも
この本もやまんばの気味悪さに苦笑いする子もいて、読み手としてはほっとしました

語り口調はどこかの方言ぽいのだけど、調子がいいので自然と感情も込められるし、読みやすかったです

中盤の気味悪さ・恐ろしさに比べると、最後がずいぶんあっけない気もしてしまうのが難点かなとも思いますが、子ども受けはいいかもしれません

長さは9分ほどです

絵本「ジャイアント・ジャム・サンド」ジョン・ヴァーノン・ロード作・絵(小1)

土曜日, 3月 14th, 2015

1年生の教室で読み聞かせをした「ジャイアント・ジャム・サンド 」です

この絵本は私が子どもの頃に読んだもの
大人になってから実家で見つけて、我が家に持ち帰ってきました
ある村にハチが大発生して、どうやって退治しようか村人たちがあれこれ考え、力を合わせて解決するというお話
大きなジャムサンドを作って、そこにハチをおびき寄せ、「ジャム・ハチ・サンド」にして退治しようというスケールの大きな作戦を立てます

日本語訳のテンポがよく、とても調子よく読めるので読みやすいかな?
我が家の息子が大好きな本で、家では何度も何度も読み、クラスでも読んで飽きないかなと心配だったのだけど、息子は大好きな本を学校でも読んでもらえるのがうれしかったらしく、ニコニコでした
いちばんウケてくれて、お母さんうれしかったです♪

ちなみに、作者のジョン・ヴァーノン・ロードさんはパン屋の息子さんなのだとか…
これもまた微笑ましい♪

4分と短いお話です

絵本「あかちゃんのゆりかご」レベッカ・ボンド作(小1)

金曜日, 3月 13th, 2015

小1のクラスで読んだ「あかちゃんのゆりかご」です

 

この絵本、私が気に入ってしまって、読みたくなって選んでしまったのよね
小1の子なら妹や弟が生まれた記憶もまだ新しいかな〜と思って選びましたが、上の学年の子でもいいかも

赤ちゃんの誕生を心待ちにする家族が赤ちゃんを迎えるべく赤ちゃんのためにいろいろと用意をするというのがなんとも心温まります
そして、ゆりかごやペイントやベッドカバーなどがすべて手作りされるのも、ものづくり精神を刺激する♪

絵は多彩色で明るく、それだけで楽しい雰囲気なのだけど、絵がいろんな角度から描かれているので遠近感があり、素敵なんです

たとえばゆりかごを作り終えたお父さんが眠るシーンは上から見下ろしたような感じで描かれてます

 

ベッドカバーをパッチワークで作るおばあちゃんは床からの視点で描かれているし…

 

最後にあかちゃんが眠るシーンは魚眼レンズを通しているみたい

 

こういう細かいところは一度の読み聞かせでは気がつかないのだろうけれど、家で何度となく読んでいると毎回いろんな発見があっておもしろい
ベッドカバーに使われているハギレも「あ、これはお父さんのシャツのハギレだ」なんて発見もあります

日本語訳も美しく読みやすいし、読んでいると心が穏やかになるような気がしました
これから赤ちゃんを迎える人へのプレゼントにもよいかも♪

長さは7分ほどです

絵本「さむがりやのねこ」わたなべゆういち作・絵(小1)

木曜日, 3月 12th, 2015

1年生のクラスで読んだ絵本「さむがりやのねこ」です

娘の4才の誕生日に母がプレゼントしてくれた本で、我が家では何度となく読んだ本です

たくさん歩いて体が温まってきたのを「南の国に来た」と勘違いするネコも笑えるけど、なんといっても間違って洗濯されてしまう姿がなんともかわいそうで笑えます

クラスの反応はあんまりなくて、でもこれはきっと本のせいではなく、私の読み方がまだまだなっていないからなんじゃないかと思います
やっぱり大勢の前だと照れもあって、なかなか感情を込めては読めず、棒読みになってしまうのよね…

わりと短く4分ほどです

読み聞かせボランティア

火曜日, 2月 10th, 2015

今年から子どもたちが通う小学校で読み聞かせボランティアを始めることにしました
きっかけは、昨年11月にPTA主催のもちつき集会で読み聞かせボランティアのお手伝いをしたことで、月に1回各クラスで絵本の読み聞かせをすると、自然に学校に入り込めてクラスや子どもたちのようすを知ることができるのはけっこういいかも…と思ったからです
上の子は友だちとのトラブルがあって心配だし、下の子は学校の勉強についていけるか心配だし、ちょこちょこ学校に行って先生と話をしている私だけど、クラス全体の子どもたちの雰囲気までは見られないし、でも読み聞かせならそういうのも感じられるかなあと思って始めることにしました

家では夜寝る前に絵本を読むことはけっこうあったのですが、大勢の子どもたちの前で読んだことはなく、果たしてやっていけるんだろうか…と心配だったのですが、読めないこともないかな、という感じです

本当は今月半ばに読み聞かせデビューの予定で、これまでのメンバーの方が補佐に入ってくれることになっていて、それでも「けっこうデビュー早いね」と言われていたのですが、先月他のメンバーのお子さんたちが次々にインフルエンザに感染し、予定していた読み聞かせができない事態に陥り、出られそうなのは私だけで、急遽デビューしてきました
前日に決まったので、本も選んでなかったし、みんなに見えるように絵本を持って読み聞かせるのもはじめてだったし、我が子を相手に何度か練習をし、その日は絵本を学校に忘れてパニックになるという夢まで見てしまい、ドキドキのデビューでしたが、まあなんとか乗り越えることができ、ほっとしています

読み聞かせデビューは4年生のクラスで、本は「なまけもののくにぼうけん」を選びました

この本、私が子どもの頃に何度となく読んだ本で、我が家の子どもたちも大好きなお話で、「これなら大丈夫だろう」と思っての選択でしたが…すごく静かに聞いてくれるクラスで、その反面反応が全然なくて、正直ちょっとやりにくかったです
そのクラスの先生はすごくきっちりやらせる先生で、雑談したり聞いていない子など一人もいないクラスだったのだけど、反応がないっていうのはこちらとしてはかなり不安になります
他のメンバーさんも「このクラスは反応がなくてね〜」と言っていました
クラスによっても全然反応が違うし、学年によっても違ってくるし、それもまた楽しむつもりでやっていこうかなと思ってはいます
知っている子に個々に聞いたら「面白かった」と反応はよかったので、本の選択は悪くはなかったのかなとほっとしたり、でもちょっと子どもっぽい本だったかなと反省したり、どんな本を選ぶかもなかなか難しいです
今回はあまりにも急で家にある本で済ませてしまったけど、図書館にも足を運んでいろんな本を見て選ぶことも必要になってくるはず
でも、それもちょっと楽しみです
書店に売られている絵本もほんとにたくさんで、どれもこれも手に入れたくなりますが、私としてはちょっと昔の絵本の方が好みかな?
何と言っても文章のきれいさが違うというかね…最近の絵本の中にも魅力的なものはあるのだけど、読み聞かせするなら文章のリズム・使われていることば・読みやすさは気になるところ

私の課題は上級生向きの絵本を探すことかな?
特に自分の子どもよりも年上の子向けの絵本選びは難しそうです
これからぼちぼち選んでいこうかなと思っています