Archive for the ‘勘違い’ Category

アッコの顔

月曜日, 8月 3rd, 2009

子どもの頃の勘違いを書きはじめたら、次から次へと思い出してしまっています(笑)

今でもあるんでしょうけど、指名手配犯の顔が印刷されたポスターが私が子どもの頃にもよく貼られていました
いかにも「極悪犯罪人でっせ」という顔の白黒写真なんかが交番とかに貼られていました
いろいろキャッチフレーズはあったと思うんですが、私がいちばん覚えているものは、「アッ!この顔だ!この顔見たら110番」というもの…
このキャッチフレーズ、幼い私を長いこと苦しめてきました

私は子どもの頃、名前から「アッコ」と呼ばれていたんですが、このキャッチフレーズが私には「アッコの顔だ」に見えていました
どうして私の顔なんだろう…全然違うのにおかしいなあ…と、ポスターを見るたびに首を傾げていたものです
あるとき、たしか高速道路のサービスエリアでこのキャッチフレーズ入りのポスターを見つけ、「まただよ…涙」と思って肩を落としていたところ、一緒に来ていた知り合いのおじさんが「どうしたの?」と尋ね、私ははじめてこの心のうちを話したのでした

「どうしてこのポスターには「アッコの顔だ」って書いてあるの?」

おじさんは一瞬「え?」という顔をしたあと、大爆笑
そこでやっと、「アッコの顔だ」ではなく、「アッ!この顔だ」だということに私は気づいたのでした
たしかに、「アッ」だけカタカナなのも、びっくりマークが入っているのもおかしいなと思っていたのだけど、一度「アッコの顔だ」に見えてしまうとそうとしか読めなくなってしまっていたのでした
おじさんに大爆笑されたけど、誤解が解けて私はほんとにほっとしました

今はどんなキャッチフレーズなのかちょっと気になります
オウム真理教の件があったときにはたくさん張り出されましたよね
「走る爆弾娘」とかなかなかインパクトのある文字が並んでいたような気がします
でも、「アッコの顔」はもうなさそうでほっとしています(笑)

結婚させないで!

木曜日, 7月 30th, 2009

昨日に引き続き、今日もまた子どもの勘違いネタです

たぶん小学校3-4年生くらいのことだったと思います
夢を見ました
小学校の体育館の入口に入ると、全校生徒が並んでいて一斉に「わーっ!」っと叫び、拍手をしていました
私の足元から体育館のステージまで赤いじゅうたんがびやーっと引かれていて、ステージ上には、今の皇太子さまが「お手降り」をしているのでした
その状況からして、「私が皇太子さまと結婚することに決まった」というかんじでした
私はみんなの拍手に促され、赤いじゅうたんの上を歩いて徐々にステージに近づいていく…というところで目が覚めました

夢だったことにほっとしたのだけど、あまりにもリアルなできごと(笑)に、私は「これは何とかしなくちゃ行けない」と思いました
布団から出て、キッチンにいる母のところへ行き、こうお願いしました

「お母さん、私を皇太子さまと結婚させないで!」

ほんとにアホです、アホチンです
私の言葉に母は「へっ?」という怪訝な顔をし、真剣な私の顔を見て、「あんたねえ…あんたなんて望んだって皇太子さんとなんて結婚できるわけないでしょっ!」と、ちびまる子ちゃんのお母さんみたいに言い放たれてしまいました
でも私は母の言葉に心底ほっとして、「よかった〜、やれやれ」と思ったのでした

当時の私はまだまだ幼くて結婚なんてどういうものかもわからないし、皇室のこともよくわからなかったのだけど、皇室に入るのはとってもたいへんらしいということはなんとなーくわかっていました
でも子どもなので、どうしてたいへんかと思う理由は、「皇室の子どもは遊園地に行けないから」というお粗末なものでした
「あんなにいつもいつもマスコミに追いかけられていたらあくびもできない」と思っていたし、買い食いや自転車で友だちの家に行くなんてこともできなそうだし、皇太子さまと結婚なんて絶対にできないわっ!と思っていたのでした

ほんっとに、子どもだったのだなあとしみじみ思います

月がついてくる

水曜日, 7月 29th, 2009

ずいぶん前の話ですが、ゴールデンウィークで実家に帰るとき、高速道路の渋滞を避けるため、朝4時に家を出たときのことです

前日会社のつきあいで飲み会があっただんなさんはヘロヘロでとても使い物にならず(笑)、私が運転しました
4歳になる娘は車に乗せたときに起きてしまい、私は助手席のジュニアシートに座った娘と話しながら実家へ向かっていました
ちょうど夜が明けはじめる時間帯で、真っ暗だった空がだんだんとピンクに染まり、とてもきれいでした
きれいに月が出ていて、娘が「お月さまが出ているね〜ついてくるね〜」と話していました
「私と遊びたいのかな?」と言ったり、「私のことが好きなのかな?」と言ったり、子どものかわいらしい発想を私も楽しんでいました
そのうちに娘はまた眠ってしまい、ひとり実家への道を急いだのですが、そのときに、私も昔月がついてくることでいろいろ考えたことを思い出しました

どこかへ出かけて、そのとき見えていた月が、ずうっと家までついてきた、という経験は誰にでもありますよね
私も同じで、幼い頃家族で父の実家へ行き、そこでお風呂も済ませて車に乗って家に帰るということがよくあったのですが、そのとき後部座席に寝転びながら、月がずっとついてくるなあ…と思っていました
「どうしてかなあ…」と考えていて、ふと思いついた私の答えは…

私は実はかぐや姫で月からお迎えが来ている

なのでした(笑)

今考えるとなんてメルヘンチックな発想なのだろうと笑えてきますが、当時の私はけっこう真剣でした

だって、いつもいつも月がついてくる…どこに行っても月はずっと私のほうを見ているんだもの、こりゃ絶対に何かある…そう言えば近所に竹やぶがあっ たっけ…もしかしたら私はあの竹やぶの竹の中にいたところを見つけられて、今まで育てられてきたのかも…でも月に帰る日が来て、月が私を探しているんだ わ…どうしよう…!

そう思ってからは夜のお出かけがとっても怖くなりました
両親に「私はかぐや姫なの?」って聞いてみようかと思ったりもしたのですが、「知ってしまったか…そうだよ、お前はかぐや姫で、いつか月に帰らなくてはならないのだ…ううう(涙)」なんて言われてしまったらどうしようと思うととても聞けませんでした
どうしよう、月に帰るのはいやだよーと真剣に悩んだ私は、とにかく月に見つからないように努力することにしました

きっとまだ見つかってはいないはず…このまま見つからなければ月に帰らなくても済むはずだわ♪

夜出かけて車に乗り込むときにはなるべく素早く移動し、車の中ではカーテンをして月から見えないようにし、家に着いて車から家に移動するときもさささっと小走りしていました
雨や曇りで月が出ていないときは、「今日は大丈夫だわ♪」などと思ったり、昼間なのに月が見えるときは「私のことを血眼になって探しているんだわ」なんて思ったり…
なんて想像力がたくましいんだろうとあきれてしまいます
私の奇怪な行動をまわりの人はどう思っていたのかちょっと気になります