洋裁のお仕事

4月に一時就職活動をしていたときにいくつか面接を受けたのですが、そのときのことです

私は以前WEBページ作成とかページ編集などの仕事をしていたので、もし働くとしたらそういう仕事をしたいなあとは常々思ってはいたのですが、探してみるとこういう仕事は残業しなければならないことがとても多いんですよね
定時で帰るとしても保育園のお迎えには間に合わないので延長保育を頼むことになるのに、残業となれば延長保育のお迎え時間にだって間に合わなくなりそうだし、そんな状態で育児と家事をこなしていけるのか…本当に心配になりました
それで、もっと他の仕事で私にできるものはないかなあと探していたら、近所の大型ショッピングモールに入っている洋服のリフォームなどをするお店の求人を見つけました
子供の頃から何か作るのは好きで、きんちゃく袋とかランチョンマットとか、ちょっとしたものは作っていました
仕事をしているあいだはあまりやらなかったけど、子供が生まれるときには、布団カバーを作ったり、ちょこちょこ作っていました 子供が保育園に入るときに必要なもの(お昼寝布団のカバーとか歯ブラシ入れとかコップ入れとか)は手作りできるものは作ってきました
去年の夏あたりから子供服を作りはじめ、この1年でかなり腕も上がった気がします
ミシンを使うのはすごく好きだし、こんなお店で働いたら洋裁の腕も上がって、学びながら働けてとってもいいんじゃないか…そう思って、がらっと職種を変えるのもいいかもしれないと思い、とりあえず面接に赴いたのでした
正直私はウキウキでした
ショッピングモール内にあるから、お昼休みにちょっと買い物もできるし、帰りには食料の買い物もできるし、なかなかいいんじゃないかなあと、いろいろ思い描いていました
洋裁の腕もメキメキ上がって、自分の服やだんなさんの服も作れるようになって…と思い描いてもいました
そんなかんじで面接に赴いたのですが…店内に入って自分がとても場違いなところに来てしまったことに気づきました
当たり前だけど、お店においてあるのは工業用ミシンばかりです 私が使っている家庭用ミシンとはだいぶ違います 音を聞いているだけで、何だか本格的でまるで工場にいるみたいでした
お店のオーナーの方が対応してくれたのですが、洋裁学校を出たわけでもなく、洋裁で仕事をしてきたわけでもない私を正直どうしたらいいのかわからないというかんじでした
ここで働くにはすぐに縫えないといけない、ただ縫えればいいのではなく、商品を扱うのだからきれいに速くできなくてはいけないと言われました
「ちょっとさわってみる?」と言われ、工業用ミシンを使ってみたのですが、やはり使い勝手が全然違って、うまく行きませんでした
やっているうちに多少慣れてきて、時間をかければできるようになるような気配はしたものの、今の自分の技術ではとても使い物にならないことを思い知らされた思いでした
お店に売っている服を見ると、本当にきれいに仕上がっていますよね
縫い目もそろっているし、ピシッときれいです
あれができなくちゃいけないんです
家で作るものは多少縫い目が曲がっても「ま、いっか〜」で済ませられるけど、仕事となるとそうは行きません
ちょっとでもはみ出したらほどいてやり直し…でも何度もやり直ししたら生地が傷みます
いちばん簡単なズボンの裾上げなど、失敗しないでできて当たり前なのだそうです
実際にやってみたのですが、とてもじゃないけどプロの仕上がりではありませんでした
本当に恥ずかしいほどの出来映えでした
ミシンに慣れていないというのもあるけれど、自分の洋裁の技術は本当に大したことないんだということを思い知らされた気持ちでした
オーナーは、今すぐに雇うことはできないけど、何日か通って、練習して、そして技術を身につけたら働いてもらいたいと言ってくれました
とてもいい人でした
でも、下の子を預けるには仕事が必要で、雇用証明を出してもらえないまま何日か通って練習することができません
事情を話し、「お騒がせしました」と頭を下げて帰って来たのでした

たかだか1年足らずの洋裁経験だけで、しかも子供服だけだし家庭用ミシンで作ってるだけなのに、よくもまあ面接に行ったものだとほとほと呆れてしまいました
洋裁学校で勉強した人が、技術を身につけるためにこういうところで働いているくらいなのに、私みたいなペーペーに一体何ができるのか…もう少し考えればわかったはずですよね
もうほんとに恥ずかしかったです
子供服だってほんとに基本的なことしかできてないし、無料であげることはできてもお金をもらえる作品ではありません
身の程知らずと言うか恥知らずと言うか、自分で自分に呆れて溜息ばかり出てしまいました

だんなさんに話すと「そりゃあそうだよなあ」と妙に納得していました

店内で働いている人をちょっと見ていて思ったのですが、もうほんとに職人でした

作業は早いし、使っている機械もプロ用というかんじだし、ミシンもいくつもあって、アイロンだって家庭用のものとは全然違うし…
仕上がりは本当にきれいだし、プロでした
何年も何年もやっているんだろうなあという感じがしました
でも、そのわりに時給が安い気がします
技術を身につけての仕事なのに、女性の仕事だからでしょうか…
技術が必要な仕事なんだから1,500円くらいあっても足りないくらいじゃないかと思ってしまいます

今回のことで、もっと洋裁ができるようになりたいとも思ったけれど、プロではなく、家庭用ミシンでそれなりの作品を作れるようになることをまずは志してみるべきだと思いました
子供服だけじゃなく、自分の服も作ってみようかと…今の私はその段階です
これから先洋裁を仕事にできるようになるかはわからないけど、それよりも今自分に身についている技術(WEBとかDTPとか)を伸ばしていくべきなんじゃないかと、そう思いました
いくつになっても何か新しいことを始めるのは可能だけど、ちょろっとかじっただけでは使い物になるわけではないということは肝に銘じておかなくてはいけないのだと思います
私のWEBやDTPの知識だってものすごいものではないし、まだまだ学ぶこと、身につけていかなくちゃならないことはたくさんあります
洋裁は趣味として続けていきたいけれど、仕事にできるにはほど遠いのだということがわかりました

いろいろありますが、いろいろと頑張っていこう…そう思ったのでした

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