大震災を利用する人たちー東日本大震災ー

今回の大震災は日本だけでなく海外でも大きなニュースとして伝えられ、多くの人たちが被災者に心を寄せているのを感じます
それらの声は本当に感動すら覚えるほどで、こんなに多くの人たちが日本のことを思ってくれているのだとうれしくなります
日本国内でも多額の義援金を寄付する芸能人やスポーツ選手は多いし、率先して支援活動を行う人たちも多いし、人間ってこんなにも優しい気持ちを持てるのだなあと思い、現代人も見捨てたものじゃないと思いました

そんな中でちらほら聞くニュースに心が痛みます
たとえば大震災発生後、円高になったこと…
こういう災害が起きると円安になるものだと私は思っていたのですが、復旧に多額の日本円が使われることになり、今円を買っておけばその後高く売れるということを見込んでの動きなのだそうです
これを聞いて「なんだかなあ」と思ってしまいました
私は株とか経済全般のことはよくわからないのだけど、体を動かさずしてお金やものを右から左に移動させてお金を儲けましょうというやり方にあまりいい思いを抱いていません
投資することそのものが悪いわけじゃないし、景気の先行きを見る目というのも必要なのでしょうけど、大震災でこれだけたくさんの人が被害に遭い、それを助けよう・どうにかしよう・頑張ろうという思いでいる人たちがいる中で、まずはじめに自分の金儲けに目が行ってしまう人たちが少なくないことにむなしさを感じます

今回の震災で恩恵を被る人たちも多いとは思うのですが、それをどう捉えるかでずいぶん変わってきますよね
「少しでも被災者のためになりたい」と思うのか、「ここぞとばかりに利益を上げてやろう」と思うのか…
私は前者であってほしいと願います

テレビでビートたけしさんが、「慈善事業だと言って名前を売ろうとしている芸能人たちがいる」と言っていたそうなのですが、そういう人もいないわけじゃないのでしょうけど、そんなふうに考えたくないなあと思います
「私にできるのはこれしかないから」と言って芸能活動をするのもわからなくはないものの、「うーん」と思ったりもするわけで、でもそれって捉え方の問題かなあとも思うし…
人が何かいわゆる「いいこと」をしたときは、裏の裏を勘ぐらずにそれをそのままとして感じたいですよね
「本当はそんな気持ちないくせに」とか「いい人ぶっている」とか…そんなふうに感じずにいたいと思ってしまいます

政治の世界はどうなんでしょうか
この大震災の最中に政党の支持率を気にしたり、政権奪還を模索している人たちは多いのでしょうか
この非常事態にも関わらず、政党を越えて全面協力というのがあまり感じられないのですよね
「全面的に協力する」と口ではいいながらもそれぞれの政党の権力争いを模索しているような様子を見ているようなそんな感じがしてしまいます
私は政治のことは正直よくわかりません
今民主党が政権を取っていて、いろいろと批判されていますが、その批判が当然なものなのかどうかもわからないでいます
政治を主導することに不慣れなためにうまく行っていない部分はあるようには感じますけどね…
かつて自民党が政権を担っていたときにもいろいろ批判があったようですが、そのときのことを思い起こすと「どっちもどっち」という気がしてしまうし、トップに立つものは批判される運命にあるような気がしてしまいます
でも、今は民主党がリーダーシップを取ってやっているときなのだから、かつて政権を取っていた自民党は「批判」じゃなくて「助言」や「協力」をしてほしいなあと思うんですよね…そういうのは無理なのかなあ…

これからの日本はどうなるんでしょうか
人間はなんだかんだ言っても自分がいちばんかわいいものでしょうから、自分のことを考えてしまうのは仕方ないのかもしれないけど、大震災をきっかけに見えた人々の思いやり・やさしさ・強さに水をさすようなことはあまり多くあってほしくないと思います

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