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ヘルメットと作業着ー東日本大震災ー

火曜日, 3月 29th, 2011

東日本大震災が発生した直後からずうっとテレビを見ていたのですが、被害の状況以外でずっと気になっていたことがあります
それは、民放のアナウンサーがヘルメットをかぶっていたことと、枝野官房長官や菅首相が作業着っぽい格好をしていたことです

違和感を感じたのはアナウンサーのヘルメットでした
後ろに映っている人たち(テレビ局で働いている人たち)はヘルメットをつけていないのに、なぜアナウンサーだけヘルメット?
もしかして「たいへんな事態が起こっております!」という演出なのかなあ…だとしたらひどいなあ…と思っていました
こんなふうに感じたのは私だけじゃなかったみたいで、ネットで検索したらいろいろ出てきました

ヘルメットの意味は、「放送中に地震が起こったとき、他のスタッフは机の下に潜るなど身の安全を確保することができるが、ニュースを伝えているキャスターは放送し続けなければならず、頭上の照明などの落下物から身を守るため」なのだとか…
なるほど…と思いつつも、ヘルメットをかぶっていたのは民放だけだった気がするんですよね
NHKのアナウンサーは地震発生直後からかぶっていませんでした
「演出」的な意味として、「ヘルメットをかぶることによって視聴者の危険意識を高める」みたいなこともどこかに書かれていたのですが、うーん…それってちょっと苦しすぎる言い訳に聞こえてしまいました

たとえば…台風が接近しているときの各民放のレポートなどを見ていると、少々大袈裟なのではないかなあと思われる実況レポートがあります
「立っていられないほどです」と言いつつ、レポートが終わるとカメラの前から普通に歩いて去っている姿が映ってしまったなんていう映像がYoutubeにあったりもします
いろいろ考えると、やっぱり「たいへんな事態でありまする」という演出的な小道具という要素もかなりあるんじゃないかと感じました
本当に危ないのだとしたら、後ろで働いているスタッフだってヘルメットをかぶるに越したことはないと思うし…

あと、菅首相や枝野官房長官を始めとする政府の方たちのブルーの作業着ですが、民放アナウンサーのヘルメットほど違和感を覚えなかったものの、よくよく考えてみれば同じような要素をはらんでいるのかも…

スーツ姿で会見していると、どこか他人事というか、緊迫した状況をわかっていないんじゃないかという印象になりますよね
私としてはどういうタイミングでこの作業着がこれまでのスーツに変わるのかがちょっと気になります
これまでは下のズボンも作業着だったけど、最近はスーツのズボンと上に作業着ジャンバーを着ていることもあるし、政府の人たちの服装を見て「事態が少し変わって来たのだなあ」と感じたりもします
そういう効果もあるのでしょうか…

こういう「演出」的なものも必要なのかもしれないですけど、現場で本当に危険な作業をしている人たちにとっては、あまりいい印象にはならないんじゃないかと思いました