「キラキラ共和国」小川糸

以前読んだ「ツバキ文具店」の続編「キラキラ共和国」を読了
「ツバキ文具店」を読んでだいぶ経つので、「キラキラ共和国」を読みつつ「ツバキ文具店」をパラパラと読み、そーだったそーだったと思いながらの読書
温かさ・やさしさ・おもいやり・切なさに溢れた作品に目頭が熱くなってしまった
なんとなく、「ツバキ文具店」は過去への手紙、「キラキラ共和国」は未来への手紙なのかなと…
人に思いを伝えること&その人に届かないとしても自分の思いを表すことの大切さを感じ、それはどんな手段でもかまわないのだけど、文字・使う筆記具・選ぶ便箋・選ぶ封筒・使う切手など、たくさんの要素に自分の気持ちを託せる手書きの手紙はよりいっそう思いを伝えられるんだろうな…と思った

「ツバキ文具店」を読んだときは万年筆がほしくなって購入し、その後ずっと愛用している
「キラキラ共和国」を読み終えたので、また何か買いたくなるなあ

「針と糸」小川糸

「ライオンのおやつ」や「ツバキ文具店」など、小川糸さんのお話は大好きでいろいろ読んでいるけど、エッセイははじめて読んだ
エッセイを読むとその人となりがわかる
小川糸さん、カッコイイなというのが読み終えた印象
自分に合うものが何か、しっかりわかっていて、ブレず左右されずに生きている気がした
住む場所を定めたい人と、そのときの状況に合わせて移り住む人と2タイプあって、わたしは前者だけど、小川糸さんのような人は、自分というものがしっかりと確立しているから、住む場所が変わろうと環境が変わろうと、自分の中に変わらないものがたしかにあって、どこででも自分の生活や生き方ができるのかなと思った

母について書かれた章はいろんな意味で衝撃的で、考えさせられた
そういえば、小川糸さんのお話には母親があまり登場しない
登場しても、主人公の母親との関係はどこか影がある
これは小川さん自身の経験によるものだったのかと腑に落ちた気がした
身内とのつながりよりも血の繋がらない人たちとのお話が多いのは、母親との関係も影響しているのかもしれないけれど、それだけでなく、身内と他人を区別せずに接することができているからなのかもしれない

ドイツにはあまり縁がないけれど、ものを大切にするという精神は私の気質にしっくりきた
休日の過ごし方、お金の使い方、戦争責任への向き合い方、どれもが堅実で見習いたい
1度訪れてみたいものです